トーマ自身が一番心に深い傷がありそうだった。 「話しを変えますが…。アリスをこの僕に頂けませんか?」 『…え?』 話しを急に変えて聞いた。 もちろん僕の言葉に皆が言葉を失っている。 「…はっ。そんな小娘はもういらんわっ!とっとと、ここから出て行け!!」 さっきの表情はドコへ行ったのやら。 トーマは酷いセリフを吐いた。