「あ、あたし!?」 「そう、里沙が俺の好きな人」 菫の言ったこと当たってたよ… 「な、かざわくん…」 「なあに?」 そんな甘い声で聞き返されても… 「うう…」 どう言ったらいいのやら… 中沢くんの手があたしの手を握る 少し冷たい中沢くんの手 でもその冷たさが、あたしの熱くなった身体を冷ましてくれているような気がした。 「里沙…、好きだよ。俺と付き合ってください」