「わたしは里沙様の味方ですからね」 「ありがとう」 でも決められた運命は、そう簡単に変えられないのが現実。 詳しくはわからないけど、結婚させられちゃうんだろうなー。 「どうなっちゃうんだろ、あたし」 その夜、夢をみた。 ――――――― ―――――― 「りーさちゃんっ、あそぼ。」 「うん!」 仲がよさそうな小さな男の子と女の子は手を繋いで仲良く歩いていた。 寒い、雪の日。