「……ね?」


あ~…!
もう、その碧い瞳で見つめないでほしい!


「うん…」


口が勝手に動いちゃうよ!


「じゃあ、帰ろうか」


わたしの鞄も持って歩き始めた中沢くん。


「まっ、待って!」

あたしは急いで追いかけた





「中沢くんって、ハーフだよね?」


「うん、母がイギリス人で、父は日本人」


「そうなんだ、綺麗な碧い瞳だよね…」

それに見つめられるのが、あたしの弱点になりつつあるんだけど。