あ…。 口に出すつもりじゃあなかったのにっっ! 心の中であたふたと言い訳を言うけど、彼にはクスッと笑われてしまう始末。 でも、ふわっとした笑顔は、ぽーっと見とれてしまう… 「顔真っ赤だよ?」 「えっ?あ、はい…」 うまく言葉がでない…。 彼の手があたしの頬に触れていて。 何故か払いのけることも出来ずにあたしの体温は上昇していく。 ずっと、その碧い瞳に見つめられると動けなくなる… 「可愛いね、里沙は。」