優姫ちゃんはね、葵ちゃんのことが、憎くてしょうがなっかった。でも、とても大好きだった。

でもね、学校でも、金龍でも、1番になれなかった。
だから、たまたま拾ってくれた、天龍では、1番になれるって思ったんじゃないかな。

そして、蓮。
2人は恋人になった。
でもそれは、陸也君に面影の似ている蓮に、思いを寄せていただけだったんだ。

葵ちゃん、君の心、黙って読んじゃってごめんね。

知ってたんだよね。優姫ちゃんが陸也君のことが好きなのも、葵ちゃんに嫉妬していたのも…。でも、なにもできなかった。

だって、〝星の約束〟なんでしょ?

優姫ちゃんと、葵ちゃんだけの。




優「葵、聞いて。二人だけの〝星の約束〟よ。私、正直葵が憎いわ。だから、将来たぶん私が正直になれないときがあると思うの。そのときは、黙って見守ってほしいの。それとね、私、陸のことが、恋愛として好きなんだ。」

葵「そっか、頑張って。約束は守るわ。」





葵「……………………」