~優姫side~
体中が痛い……

てゆうか、ここどこだろう。

早く外に出なきゃ。敵地だったら…

健「何やっとるんや、蓮!あの髪の色、
  顔!金龍の『戦う姫』やんか。
  いくら倒れてたからって、ここに
  連れてくこともなかろ?」

綾「健、いいじゃん。目覚ましたらす
  ぐ帰ってもらうから。」

健「でも……。」

翔「僕も反対だよ、綾兄。」

蓮、健、綾…
ああ、ここは天龍か。

ならなおさら、早く…

くっ!からだが。

こうなるんだったら、甘えて葵と一緒
に帰るんだったな。

音を立てれば、誰か気づくだろう。

ドン!

綾「あ、起きたんじゃない?」