灯ちゃんとカレーを食べる。

いつもは美味しいと感じてたカレーが味気ない。

部屋に戻り、携帯を確認すると、斗真さんと亮平からメールが来てた。

《今から呑むけど来るか?》

《斗真さん、お前を心配して帰国して来た。》

私は迷いに迷って、出掛ける事にした。

《今から行くよ》と亮平にメールをし、家を出た。

雲が低い暗い空を見上げながら歩く。



「…亜弥?…なわけないか…」



信号の先に、亜弥に似た人を見付けるも、私は諦め、俯きながら歩く。

ーードカッ

その瞬間、誰かにぶつかった。