「意味不明な人…;;」



優香は身震いをさせながら俺の取り皿に料理を盛ってくれる。

匠は「何かおかしかったか?」と、保に訊く。

保は「いつもおかしいよ」と言いながら、コップにお茶を淹れる。



「こうしてみんなと食べてる時間が、一番のプレゼントかも知れないわ」



義母親は嬉し涙を流しながら、俺たちを見渡してる。

前に母親も同じ事を言ってたなーと思いながら優香を見ると、樹も優香を見てた。

俺は樹にニヤッと笑いながらまた食べ始める。

家族って、やっぱり良いモノだよな―――……。