白い何か印刷された紙を持ちながら俺の前に立つ。

平松先生は俯き、落ち込んでる。



「匠先生より、キャリアを長い貴方に伺います」



…だから、“新人”とか“キャリア”とか関係ねぇだろ。

俺はジャージのポケットに片手を突っ込みながら、生意気な態度で話を聞く事に。

ある意味、挑発してる。



「平松先生が受け持つ3Aの生徒、中込亜弥と河原…いや、豊嶋優香が援交をして居るようですが」



紙を見せびらかしながら言う矢口先生。

職員まで広がってるとは、手の込みようが凄い。

だからといって、匠を挟んで、何が悪いんだよ…。