拍手が沸く体育館に入ると、義母親が「優太ー!答辞、頑張るのよ!」と叫んだ。 俺は変な緊張感に襲われた。 …考えないようにしてたのに、してたのに。 挨拶や祝辞を聞き、クラスの代表が卒業証書を受け取れば、あっという間に答辞の時間に。 「答辞。 代表、3年B組、豊嶋優太」 「はい―……」 今なら俺を推薦したヤツらを殺せる。 …いや、殺したい。 緊張で顔が強張った俺は優香を見た。 優香は俺と目が合うと、「ファイト」と口パク。 姿は見えなかったけど、保・縁・草介さんも居るんだよな…。