学校に着き、優香と教室へと向かう。

優香を送り届けてから教室に入ると、机は手紙と紙袋の山。

女子からだとわかり、俺はまだ来てない亮平の机に移して、スクールバックに卒アルをしまって、赤い薔薇の付いた、“祝・卒業”と書かれたバッチを着けた。

悲しむ女子なんて気にしない。

「何で俺に渡す…」と、愚痴る亮平なんてシカト。

教室に、最後の出席を取りに来た樹と体育館へと向かう。

この学校にあまり思い出はないけど、この3年間は濃かった気がする。

…何か、寂しいな…(笑)