「いつか渡そうと、付き合い始めてから持ってたんだよ…;;」



樹が恥ずかしそうに言う。



「不意討ち!」



「うっ……;;」



私は感動して泣く前に、樹の溝尾に一発。

優太が「おい!」と、呆れた顔をしていて、やっと自分がプロポーズされた事に気付いた。



「結婚…しましょう…;;」



「…はい…;;」



私は殴ってしまった申し訳なさを感じながら頷き、指輪の通されたネックレスを貰った。



「ありがとう…っ…」



「今更ー…」



今頃、泣いた私への保からのツッコミ。

…シカトしとこ…。