「優太と仲良く居れますように?」



「いや、私の夢は裏だから!;;」



表に書いた“ゆうたと なかよく いれますように”は、家で書いたもの。

付け足したんだ。

「欲張りね」って、お母さんが笑ってたような気がする。



「“かっこいい すてきな ひとと けっこんして パパとママとゆうかとゆうたみたいな しあわせなかぞくを つくる”……何か、可愛くて良い夢だね」



灯ちゃんは短冊と私の顔を交互に見ながら笑う。



「ちなみに優太は、“ゆうかと けっこんする”だった(笑)」



私は自分だけのを教えるのが嫌で、優太のも暴露した。