俺は肘をテーブルから離して、急いでご飯を食べる。

灯の隣に座った保は、「俺、何か仲間外れ?」と言いながら、箸を持った。



「早く食べれば良いのよ、タラシー」



縁は行儀悪く箸で保を指しながら突っ込む。

保は「煩い万年モテない腐った女が!!」と言いながら、膨れた。

…あー、どうでも良いだろ。

灯と白けた目で2人を見ながら、「ご馳走様」と立ち上がる。

優太に「行くぞ」と声を掛け、未だに動揺してる兄貴に「遅刻すんなよ?」と行って、家を出た。