「良くないだろ。大人なら自分で考えろよ」



春はアニメを止めて、ダイニングテーブルに座る灯の所へと行く。

春が居た場所に優香が座る。



「私が草介さんと居たから?」



「…まぁそうだな」



「だったら、私も謝らないと…。縁ちゃん、ごめんね…?」



「私がごめんなさいだよ…。
ヤキモチ妬いて、私もまだまだガキだよね…」



縁は素直に謝った。

草介さんも「俺からもごめん」と謝る。



「縁ちゃんが素直になれない所、樹と一緒だね(笑)」



優香が俺の手を握りながら言って来る。

何でこんなに、こいつは可愛さが増して行くのだろう。