調子に乗り、俺はビールを手に取る。



「今日は灯の運転か?焼酎もあるが呑むか?」



父親が焼酎の瓶を俺に見せる。

すると兄貴が「あ゛?」と、振り返って来た。



「殺されたいんかてめぇ…」



「いえ!;;
滅相もございません――ッ!;;」



兄貴に睨まれ固まる俺。

春は「あのカップル恐ろしいで;;」と、徹と朔太郎の背後に隠れる。

隠れたとしても、2人とも顔面蒼白。

草介さんに「おいで」と言われて、春は退避場所を変更。



「勉強は豊嶋先生に訊きに来いよ?」



「……はいっ;;」



…春は絶対に、行かないと思います;;