立ち尽くす私たちの前に義母親が、義父親の腕を掴まえながら、「食事の前に良いかしら?」と、樹と私を座らさた。



「2人はどうするか決めたの?」



私は寂しそうな表情を見て、報告よりも先に「ごめんなさい」と言った。



「優太と優香と俺の3人で住む事にした」



「そう。離れないって、誓い合ったのね?」



「はい…。私にとって、勿体ない位、素敵な人ですから」



「あらまぁ。(笑)
でも、土曜日はここに泊まりに来てね。ご飯、一緒に食べましょう?」



頷く私たちを見て、義母親は微笑み、許してくれた。

けど、すぐにキッと匠を見た。