優太は腕を組ながら、手を洗ってる俺を見てる。



「あんな荒行、何で思い付いたんだよ?」



「俺も馬鹿だからさ、他に2人を向き合わす時間が焦れったくなかったんだよ。だからあの手段しか思い付かなかった」



優太は「本当に馬鹿だよ」と、俺の肩を叩いてリビングへと行く。

まだ二階は取り込み中だろうし、リビングでお茶でも飲もう。

…柿の種…。

ま、今日は我慢しよう!

俺は優太にお茶を淹れさせ、しばらくリビングで時間を潰そうと決めた。