リフレイン〜2nd Season〜


「……そっかぁ。頑張んなよ♪」




「おう!さんきゅな♪」




――ヴヴヴ…ヴヴヴ…




あたしのケータイが鳴った。




「ごめん!ちょっと電話してくる」



「おう」




あたしは足早に病室を出ると、中庭に移動した。




「はいっ、水樹です」




『水樹か?俺だけど』




「夏兄!」




電話の相手は夏兄だった。




『あのさ!お前都合、合わなくて男連れてこれなかっただろ?実は兄貴まだ日本にいるんだよ』




「えぇっ!?春兄まだいたの!?」




あたしはまさかの事実に驚いた。



『おう。だからお前もそろそろ総理令嬢の警護も一息つくだろ?』



「あ〜…うん。まぁね!」




『じゃあお前と彼氏の都合つく日教えろよ!俺はまだちょっと休みだからさ』




「あ、うん。分かったよ!」




あたしと潤の都合つく日かぁ…




潤にも聞いてみよっと。




『じゃあ切るからな!』




「うん!ばいばーい♪」




『じゃーな』




――ピッ…




あたしは電話を切った。