「あぁ、緒方さんから聞いたのか?」
「うん。潤ならすぐになれるって言ってたよ♪潤がSPになるの、楽しみにしてるって!」
「マジ?嬉しいな!」
潤はあたしに笑顔を見せた。
「あたしも近いうちに特殊部隊まで遊びに行くよ♪みんなに会いたいし!」
「そっかそっか。いつでも来いよな。待ってるからさ」
潤はあたしの頭を撫でた。
あたしは嬉しくて、笑みを溢す。
「あ、そうだ」
潤が何かを思い出したようにあたしから手を離した。
「ん?どしたの?」
あたしは潤を見た。
「あのな、倉橋が結婚するんだよ」
「えぇっ!?瑠樹也が!?」
うそーっ!
知らなかったよ〜!?
「あぁ。倉橋も最近そのことで忙しくて水樹に報告できなかったって気にしてたからさ。次に水樹に会った時に伝えておいてくれって言われてたから」
「そうなんだ…良かったね〜!瑠樹也!相手は前に言ってた幼なじみさん?」
「みたいだな。こないだオフィスに来たからさ」
「えぇ〜!?会いたかった〜!」
あたしはあからさまに残念がった。
「はは、そんなに落ち込まなくても結婚式で会えるだろ。水樹にも招待状出したって言ってたぜ?」
「えっ?良かった〜♪楽しみ♪」

