リフレイン〜2nd Season〜


「留架さん、何かあったら…なんでもあたし達に話してくださいね!力になりますので」




あたしは留架さんを見て言った。



「へっ?」




「信頼、してくれるんですよね?だったら何でも頼って下さい!」



健太もニカッと笑う。




留架さんは照れたように顔を背けた。




「き、気が向いたら…ね」




小さく言うと、ベッドに潜り込んだ。




あたしは健太を近くに呼んだ。




「外出許可のこと…緒方さんに聞いてみよう。ダメ元でも」




「えっ…マジか?」




「うん、マジ」




健太は少し考え込むと、顔を上げた。




「うっし!話してみるか!やってみなくちゃ分かんねぇしな!」




やった!




「健太ぁ〜!あんた良い奴だね!見直したよ!」




あたしは健太の背中をバンバンと叩く。




「ってぇ!みず、馬鹿力…」




――ゴィンッ!




あたしは健太の頭に拳骨をくらわした。




痛そうにうずくまる健太。




「み、みず…お前、マジで女か…?」




「あいにく女ですよーだ」




あたしはアカンベーをした。