「おぉ、二宮くんか。お待ちしていたよ。まぁ座りたまえ」
「ありがとうございますっ」
あたしは目の前にあったソファに座った。
「それでは君には今日から警視庁警備部警護課第四係に所属してもらい、SPとして働いてもらうことになるんだが…」
署長は話しながらあたしの目の前に腰掛けた。
「はい。頑張らせて頂きます!」
あたしは元気良く返事をした。
「はは、とても威勢が良いな。若いねぇ」
署長は優しく笑っている。
やっぱ署長はいい人だ〜♪♪
良かった♪
「それはそうと、今日から君が勤務する第四係の係長を紹介しなくてはいけないな。そろそろ来るはずなんだが…」
――コンコン。
ドアをノックする音がした。
「お、来た来た。どうぞー」
「失礼します」
キリッとした男の人の声が聞こえた後、ドアが開いた。

