エレベーターの中でも優輝はずっと“大丈夫か?”って優しく聞いてくれた。
あたしはその度にドキドキしながら頷いていた。
――ガチャ
部屋に着き、中に入る。
すると優輝は先に話し出した。
「美姫、何か話あるんだよな?」
優輝はパチン、と電気のスイッチを押しながら言ってきた。
そうだ、あたしは優輝に話があって来たんだもの。
「まぁとりあえず座れよ。落ち着かねぇしさ」
優輝はキッチンからあたしにそう言った。
「えぇ、ありがと」
あたしはすぐ傍にあったソファに腰掛けた。
優輝は2人分のコーヒーが入ったカップを持って戻ってきた。

