「じゅ、潤…」
顔の両側には潤の腕。
そして目の前には綺麗な顔。
「……お仕置きされないと分かんねぇみたいだな」
えっ!?
お、お仕置き!?
あたしは体を強ばらせた。
「まっ、待って潤!あたし今日警護があるから……んっ」
潤から離れようとしたけど…時既に遅し。
あたしの唇は潤の唇にしっかりと塞がれていた。
「……っ…んんっ…!」
いつも以上に熱く、深く絡まる舌。
久しぶりのキスだからかな?
体が熱い。
こんなとこでキスしちゃダメって分かってるのに…
仕事があるのに…止められない。
あたしは、完全に潤を受け入れてしまっていた。
「んっ…じゅ…ん…くるし……」
あたしは苦しさのあまり、潤の胸板を軽く叩いた。
すると、ゆっくり名残惜しそうに離れる唇。
2人の視線が熱く絡み合う。
「…水樹……」
「ひゃっ…!」
いきなり首筋に唇の感触を感じて、体がビクッと反応する。
その瞬間、甘い痛みが体を貫く。
首筋から離れた唇が、再びあたしの唇を塞いだ。
何度も角度を変えて、啄む様に重なる唇。
「……っん…はぁっ…あ…」
段々と激しくなるキスに力が体中の抜けていく。
もぉ…む…り……