「じゃあ…桐島ちゃんには、なんて言うの?産むまでの間、仕事はどうするの?絶対バレるよ?」
あたしは少しきつめの口調で言った。
「……とにかく優輝に責任取ってもらおうなんて、これっぽちも考えてないから。そこら辺はあたし1人でなんとかするわ」
1人でなんとかするって…
そんなの無理に決まってんじゃん!
「ねぇ美姫…!桐島ちゃんに話そうよ…!!あたし嫌だよ…桐島ちゃんに何も言わずにそんな……」
「ありがとね、水樹。気持ちは嬉しいわ。けど…あたしは優輝の邪魔はしたくないの。負担が掛かるのは、あたしだけでいい」
美姫はそう言うと、立ち上がった。
「美……」
「また連絡するわ。じゃあね」
美姫はそう言って、あたしに背を向け、部屋を出ていってしまった。
――パタン…
美姫が帰った後の部屋。
あたしはただ、呆然としていた。

