美姫、桐島ちゃんと仲良くやってるみたいだし心配ないね。
昔からの親友だから、すごく気に掛けてたんだよね。
あたしはそんなことを思いながら雅樹と一緒に寝てしまった。
――次の日。
「じゃあ行ってくるな!確か今日は櫻井さんが来るんだっけ?」
潤がスーツの上着を着ながら言う。
「うん、なんか話したいことあるんだって!」
「ふ〜ん、そっか。どうしたんだろうな」
「うん…気になる」
あたしはベッドから起き上がると、雅樹の様子を見る。
「雅樹、いい子にしてろよ?じゃあな、水樹」
「うん、いってらっしゃい♪」
軽くキスを交わすと、潤は寝室を出ていった。

