その日の夜、あたしは幸せな夢を見た。 あたしと赤ちゃんと潤。 みんなで手を繋いで歩いてる風景。 あぁ、これがあたし達の未来予想図かな。 そうだったら凄く嬉しいよ。 あたし、潤の傍に居たい。 隣に居たい。 「水樹、愛してるよ」 夢の中でも、そう囁く潤。 案の定、あたしの顔は真っ赤。 あぁ、幸せ。 あたしって、幸福者だな。