「……水樹」
潤はニコッと微笑むと、あたしの顔を両手で優しく包み込んだ。
「……ん…っ…」
熱く重なる唇。
絡まる舌に
潤への“好き”が加速していく…。
そのままゆっくりベッドに押し倒されて、見下ろされた。
あたしも下から潤を見上げる。
「なぁ水樹…。赤ちゃんの名前、何が良いと思う?」
「ん?赤ちゃんの名前?」
潤はコクリと頷いた。
ん〜名前かぁ…。
「どうだろ…あっ、あたし達の名前の漢字から取ったりするのもいいかもね!例えば〜…あたしから取れば、男の子だったら“雅樹(まさき)”とか、女の子だったら“響樹(ひびき)とか!」
「ふっ、いいな。あとは〜俺から取れば“潤矢(じゅんや)とかな」
「いい名前じゃーん♪決める時の候補にしとこうよ!」
「おう、そうするか。」
潤はそう言うと、あたしの頭を撫でた。
「よし、今日はそろそろ寝ろよ。体調崩したりしたら大変だろ」
「ん、分かった♪おやすみ、潤」
「おやすみ、水樹」
潤はあたしの唇に触れるだけのキスを落とした。