――警護第四係オフィス。




「――じゃあ戸田は明日から産休に入るんだな。」




「はい!すみませーん!」




「いや、いい。元気な子産めよ!」



緒方さんは笑顔で言ってくれた。



「ありがとーございますっ♪」




今あたしは係長の緒方さんに妊娠報告と、産休に入ることを報告した。




デスクに戻ると、朱里や健太が寄ってきた。




「おめでと、水樹!良かったわね〜!!」




「みずが母ちゃんね〜!すげぇ赤ん坊、産まれそーだな(笑)!」




あたしは健太をギロッと睨み付けた。




「健太……あんた、マジでぶっ飛ばすよ?」




あたしはジリジリと健太に近寄る。




「お、おいおい!よしてくれよ!怒るとお腹の子に悪いって!」




健太はオロオロしながら言ってきた。




ムカつく(笑)!
怒らせるようなこと言ってきたのはお前だろ(笑)!!




「まぁまぁ水樹。この馬鹿はほっといてお腹の子について教えてよ♪」




朱里は健太をドンッと突き飛ばした。




「ひっで〜!それでも彼女かよ!」



へっ?




あたしは健太の言葉に耳を傾けた。