「え、でも…」
「生理来てないんでしょ?しかも具合悪いなんて、妊娠くらいしか考えられなくない?」
う…確かに。
精神的に不安定だったり、ストレスが溜まったりすると、生理が止まるって聞いたことあるけど……別にどちらも当てはまらないし。
「戸田さんは?避妊しなかったんでしょ?」
美姫は確かめるように問い掛けてくる。
「う、うん…。結婚式の日から避妊はしてないよ」
あたしは戸惑いがちに答えた。
「そう…。」
美姫はフゥと息を吐くと、ミネラルウォーターを飲み込んだ。
「まずは…妊娠検査薬使ってみたら?ホントに妊娠してるかは、まだ分からないし。」
美姫は落ち着いた声でアドバイスをくれた。
「うん!ありがと。」
あたしはお礼を言うと、アクエリアスを飲み干した。

