リフレイン〜2nd Season〜


「健太!」




そこには同じ第四係所属SPの健太がいた。




「どうしたの?こんな時間まで」




健太は自分のデスクを探りながら言った。




「ううん…ちょっと仕事が長引いちゃってさ!け、健太は?」




「いや、俺は忘れ物取りに来たんだ〜。今日配られた警護についてのヤツ…あっ、あったあった!」



健太は嬉しそうに書類を出した。




「てか、それ忘れるなんてどんだけ抜けてんの〜?(笑)」




あたしは笑いながら言った。




だって…警護について書いてある重要な書類なのに忘れるとか(笑)



面白いな、健太は。




「うっさいなっ/////!俺はこーゆうヤツなの!」




健太は恥ずかしそうに言った。




ウケる…(笑)




「あっ、てかさ!ちょっと聞きたいことあるんだけど…」




あたしはオフィスから出ていこうとした健太を呼び止めた。




「ん?なにっ?」




健太なら…
知ってるかもだし。




「健太ってさ。朱里とはどれくらいの付き合いなの?」




2人とも凄く親しそうだったし。




「え?俺と朱里?ん〜…俺がここに来た時だから……二年かな」




「そうなんだ…」




「うん。朱里の方が先輩だったんだ」




そっか…
なら…知ってるかな。




「朱里が…前に付き合ってた人で、特殊部隊の人っていなかった?」




健太はキョトンとした表情をすると、一瞬黙り込んだ。




そして少しして、話し出した。