――…




「キャ〜♪♪♪水樹、超綺麗よ〜!!」




「そ、そう!?ありがと〜美姫ぃーっ!!」




そう。
今日は待ちに待った結婚式。




あたしは今メイクルームで、純白のドレスに身を包んだ自分の晴れ姿を見ている。




そしてもちろんだけど、親友の美姫も来てくれている。




「でも良かった…ドレス入って…」



「あはは!アンタ心配するとこが可笑しいわねぇ〜!」




美姫はケラケラと可笑しそうに笑う。




「――それでは新郎様に入って頂いてもよろしいでしょうか?」




結婚式場の従業員さんが、あたしに聞いてきた。




「あっ、はい!大丈夫ですよ〜」




あたしはすぐに返事をした。




「じゃあ、あたしはこれで♪優輝と待ってるからね!」




「うん!」




美姫はそう言うと、部屋から出ていった。




美姫が出ていった直後、白のタキシードに身を包んだ潤が部屋に入ってきた。




ヤ、ヤバイ…////!
カッコ良すぎだからぁ〜////!!!




あたしは目をハートにしながら潤を見つめる。