「おいおい〜!お袋、親父ー!イチャイチャすんなよ〜!!水樹チャンが見てるだろ!」




葵さんがケラケラと笑いながら言った。




「葵、無駄よ。そんなこと言っても。お母さんとお父さんがどれだけ仲良いか分かってるでしょ〜?」




愛里さんが呆れたように話す。




「ごめんな?水樹。いつもこんな感じなんだよ」




潤が苦笑いを溢す。




「えー!いいじゃん♪羨ましいよ〜こんな仲が良い夫婦さん♪」




あたしはお2人を見て微笑んだ。



「あら〜♪嬉しいわー♪♪水樹ちゃんはホントにいい子ね〜♪♪」



「そうだな。潤と一緒になってくれて本当にありがとうな」




潤は“またそういうこと言って…”なーんて言って呆れてる。




あたしは羨ましいけどな、こういう夫婦。




あたしも、潤とこんなふうになりたいな…。




ううん、なるんだよ。
絶対に!




あたしはもう、潤だけだから。