「でもまだ油断は禁物だよ?朱里はまだ、元カレのことで悩んでるから」
あたしは釘を刺すように言った。
健太は単純なんだよ。
よくSPが勤まるよな〜って思うし(笑)。
「おう!分かってるって♪上手くやるさ、色々とよ!」
はは…。
色々と、か。
「ははっ。頑張りなよ!」
あたしは遠い目で言ってやった。
そしてオフィス内に戻ると、既に朱里はいた。
「おはよっ♪朱里」
「おはよ、水樹。」
朱里はニコッと微笑んだ。
「あら?健太も…一緒だったの?」
朱里は少し気まずそうに健太を見る。
「お、おう!ちょっと話しててさ!!」
はぁ…
健太…。あんた、朱里の前でテンパりすぎだって(笑)。

