――翌朝、警護第四係オフィス。



「おっはよー!!」




あたしはいつも通り、元気良く四係のみんなに挨拶。




「みず、おっす!」
「おはよう」




見ると、オフィスにいるのはまだ健太と北野さんだけだった。




「あれ?朱里は?」




緒方さんはいつも遅いからな。




「あ、分かん…ねーわ」




健太が苦笑いを溢した。




あたしは透かさず健太をオフィスの外に連れ出す。




「なんだよ、みず〜」




健太は不安そうな顔をする。




「あんたさぁ…朱里となんかあったでしょ?」




「えっ!!?」




コイツ、分かりやすすぎ…(笑)




「……で?何があったわけ?あたし昨日、相談されたんだけど」




健太は驚いたように顔を上げた。



「そう…なんだ。朱里のやつ、水樹に……」




??




あたしは言葉の意味が分からなかった。