「……それは…分かんねぇけど…でも…」




潤はあたしを背もたれに押し付けた。




「で、でも…?」




あたしは潤の行動にドキドキしながらも問い掛ける。




「……その子がやりたいって言うなら…覚悟の上でなら…了解するかな」




潤はそう言うと、あたしの両肩をシートに固定し、首筋に顔を埋めた。




「あっ……」




首筋に走るチクッとした甘い痛み。




その優美な感覚に涙腺が弱くなる。




「……じゅ…ん…あたし…」




「ん?まだ足りない?」




そう言ってカットソーを少しはだけさせ、胸元にキスを落とす潤。




「んっ……あた…しも…潤と、同じ…だよ…その子が…やりたいことなら…反対しない…」




潤はニコッと微笑むと、あたしの唇を熱く塞いだ。










ねぇ、潤。




これから待ってる幸せな未来は




きっと…実現できるよね?
あたし達なら…。