「ま、いいじゃん!この仕事に着いた時から激務なのは重々承知だったでしょ?」
「まぁ…そうね。あなたに無茶をするなと言うほうが無理なんだけどね(笑)」
お母さんはクスクスと笑った。
「ま、とにかく潤くんとは今日が初対面ってことで!色々話そうぜ!」
夏兄が話を振ってきた。
「そうね!潤くんは何のお仕事なさってるの?」
お母さんがお茶を飲みながら潤を見た。
「はい。水樹さんと同じ警視庁警備部の“特殊急撃部隊”という課に所属してます」
「あら、じゃあ警察ね!あんまり分からないけど…」
「母さん、俺と同じ特殊部隊だよ。彼は警視庁、俺はニューヨーク市警。水樹がSPになる前にやってた仕事!」
春兄がフォローを入れた。
「う〜ん…。やっぱりよく分からないわね!あはは〜♪」
お母さん…。
分かってなかったんかい!
「はは、難しい話ですし、しょうがないですよ。」
潤は可笑しそうに笑った。
「そうよね〜!あたし頭が悪いから分からないわ〜」
お母さんはケラケラと笑い出した。
あ、そういえば見当たらない人物が…
「お母さん、親父は?」
そう。
リビングに親父の姿が見当たらない。

