「お!水樹!連れてきたか〜?噂のイケメンは」
リビングに行くと、ソファに座っていた夏兄が話し掛けてきた。
「も〜夏兄!」
「初めまして、戸田潤です」
潤がにこやかに、夏兄に挨拶をした。
「初めまして。水樹の兄の夏樹です…って水樹!お前かなりのイケメン捕まえたんじゃねーかよー!」
夏兄は潤をまじまじと見る。
「ちょっと夏兄!あんまジロジロ見ないでよ!」
あたしはトンッと軽く夏兄を叩いた。
「んだよ〜!別にいいだろ?減るもんじゃねぇし…」
「そーゆう問題じゃないから!(笑)」
あたしは潤に申し訳なさそうに視線を送った。
潤は可笑しそうにクスクスと笑っている。
「――水樹?」
あ…
聞き覚えのある声。
今日、会えるのを楽しみにしていたこともある。
「春兄っ!」
そこにいたのは、3年ぶりに再開となる一番上の兄・春樹だった。

