しばらく車を走らせ、一軒家に着いた。




そう。
まぎれもないあたしの実家。




うわ〜…超久しぶり。
1年ぶりくらいかな?




「水樹、ここで合ってる?」




「うん!大丈夫だよ〜」




潤は“良かった”と微笑んだ。




「よしっ。行こ♪」




「あぁ」




あたし達は車を降り、家に入った。




「ただいま〜♪!」




あたしは勢い良く扉を開けた。
潤もあたしの後ろに立つ。




「はーい…あら!水樹!早かったわね〜」




お母さんがパタパタと出てきた。



「うん。あ!それでね、彼が…」




「初めまして、戸田潤です。」




潤があたしの言葉に続くように、お母さんに挨拶をした。




「初めまして〜♪水樹の母です。立ち話も難だわ。さ、中へどうぞ〜♪♪」




「潤!入ろ?」




「あぁ。お邪魔します」




あたし達は靴を脱ぎ、家に入った。




なんか新鮮だな〜♪
潤があたしの実家にいるなんて!