「お姉ちゃん、かっこいいね。スーパーマンみたい」




「へっ?」




ス、スーパーマン?




あたしはキョトンとした。




「ほら、優人!ダメでしょお姉ちゃんの邪魔しちゃ!すみません!ウチの子が…」




お母さんがあたしに向かって頭を下げてきた。




「いえいえ〜!全然大丈夫ですよ!よし、優人くん。危ないからお母さんと一緒にお外に出てくれるかな?」




あたしは優人くんに目線を合わせた。




「うん。分かったよ」




「ん、いい子♪」




あたしは優人くんの頭を撫でた。



優人くんはお母さんと手を繋ぎ、病院を出た。




そしてあたし達は既に駆け付けていた警察官達と現場検証をした後、署に戻った。




緒方さんには“さすが二宮だな”なぁ〜んて笑われちゃったけど。(笑)