「桐島ちゃん、早く助けよう!テロリストもいないし…って油断は出来ないけど」
あたしは焦り気味に桐島ちゃんに言った。
「水樹、落ち着け。焦ったら終わりだ。きっと本部の人間も動いてるハズだ。美姫達も突入準備に入ってるに違いない」
桐島ちゃんは至って冷静に話す。
「ん…そうだよね。ごめん焦っちゃって」
あたしは苦笑いを溢した。
桐島ちゃんはフッと微笑んだ。
――その時。
「なんだぁ〜?誰もいねぇのか?」
!?
あたし達は素早く物陰に隠れる。
嘘…
ホントにまだいたの…?
あたしは予想外のことに動揺しながらも、残った1人のテロリストを見る。
桐島ちゃんは眉間にシワを寄せて、ジッとテロリストを見ている。
「あー…つまんねぇの。誰か殺しちまおうか」
テロリストはジャキッと銃をロビーにいる人質に向けた。
キャアアッ!とパニックを起こす人質達。
マズイ!
このままじゃ…
「仕方ない、使うしかねぇか」
桐島ちゃんは呆れたような声を出すと、腰に手を当てる。
え、もしかして桐島ちゃんも…
あたしは桐島ちゃんの手を見た。

