「あと2人だね!」
「だな。もうすぐ人質を解放してやれるぞ」
そう言うと、桐島ちゃんは犯人を担ぎ、立ち上がった。
「き、桐島ちゃん…重くないの?あたし手伝うよ!」
「これくらい大丈夫だ。それにコイツ軽いしな」
いやいや〜!
けっこう体格良いよ!?
あたしには絶対に真似できないなぁ、と思わされた。
そしてテロリストを診察室に閉じ込めると、残り2人を手分けして探すことにした。
あたしは桐島ちゃんと別れると、1つ下の病棟へと移る。
さっき、こっちから足音がしたからな…
あたしは壁に背を付けながら、辺りを見渡す。
「――あ〜!だーれかいねぇかなぁ〜?」
!!
テロリストだ…
あたしはバッと身を引き締めた。
よし…
来たか……。
あたしはそっと壁の向こう側を覗いた。
見ると、そこには銃を手に監視をする1人のテロリストがいた。
うーん…どうやって確保するかなぁ…。
銃だと音でロビーにいるテロリストに聞こえちゃうし。
すると足元に、何かが転がっているのに気付いた。
ん?
なんだろ…
あたしはしゃがみ込み、落ちている何かを手に取る。

