あたし達は壁に背中を付けて、辺りを見渡す。
油断は出来ない。
またいつ、テロリストが見回りに来るか分からない。
――コツコツ…
足音が聞こえて、あたし達は咄嗟に階段脇の扉に隠れた。
「…いたね。」
「あぁ。やるか」
桐島ちゃんはテロリストを見ながら言った。
「――ゴホンッ!」
あたしはわざとらしく咳払いをした。
すると、犯人は気付いたみたいでこちらに向かってきた。
「俺が最初に出るから、ヤバくなったら水樹も来い」
「OK!」
桐島ちゃんは犯人が扉の前を通過するのを待つ。
そして、犯人が扉を通過した。
――バキッ!!
桐島ちゃんは勢い良く犯人の後ろに走り、銃を持っている手を殴り付けた。
もちろんだけど犯人は反撃してきた。
けど桐島ちゃんはそれを綺麗に交わす。
「だっ…誰だお前は……っ!ぐはぁっ…!!」
桐島ちゃんは犯人を床に押し倒し、口にハンカチを当て、腹に拳をギリギリとねじ込む。
あたしもそっと桐島ちゃんの傍に行く。
すると犯人は気を失ったみたいで目を閉じていた。

