「私はこんなに好きなんだよ……」 その声は虚しく廊下に響いた。 結局涙は止まらなくて、帰る頃には目が真っ赤に腫れていた。 「自分、やばっ……」 私は鏡を見て呟いた。 そしてだれにも会わないことだけを願って教室へと鞄を取りに向かった。 ガラガラ………