ただでさえ強烈な毒舌なのに……2人合わさったら攻撃力は倍増……


ジジィに10000のダメージ!!!


『先代、早くお話を……』


『お、そうであった……』


痺れを切らしたアキラが口を出すと、ジジィは思い出したように俺達に向き直った


とりあえず……毒舌2人に攻められたジジィに向かって、ジュンが同情の眼差しを送ってるのはスルーするとしよう


『お主らを呼び出したのは他でもない……いつまで落ちこぼれで居るつもりなのだ?』


ジジィは少し呆れた顔をしている


そう言われても、俺達も好きで落ちこぼれをやっている訳ではない……


今すぐにでも優等生になりたい気分だ


『このままでは…またお主らだけ卒業出来んぞ』


ジジィの言葉が重く心にのしかかった


今までもずっと卒業出来なかった


今回ばかりは絶対に卒業したい


『それは避けたいです!!!俺は…卒業して立派なサンタになりたい!!』


『しかし、それはお主らの今の成績上…無理じゃ』


ジジィは机の上に置かれた資料を見下ろして、ため息を漏らした


どうやら俺達の成績が記してあるらしい


『では…卒業は無理なのですか?』


そうキララが言うと、ジジィは静かに首を振った