『宮下くん

どうやら、あたしはもう長くないみたい。


自分自身の体だもん。
自分が1番よく分かってる。



始めて会ったとき、宮下くんはあたしのことなんて知りもしなかったよね?
同じクラスだったのに。



最初は、何この人って思ったんだよ?(笑)

でも、そのあとすぐ、優しさに気付いて。
あたしはたぶん、もうそのときから宮下くんのことが好きだったのかもしれないな。



宮下くんに、好きって言ってもらえて、嬉しかった。

宮下くんと会えて、よかった。





今までほんとに、ありがとう。


さようなら…。』











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