『宮下…くん……』 声は全く出ない。 でも、口だけでも動かした。 自然と涙が溢れてくる。 あたしにとってこの1ヶ月は、寝て過ごしてたから短いはずなのに、久しぶりにあったような感覚。 宮下くんはあたしと目が合うと、ニコリと笑って言った。 「起きんの遅い。 どんだけ待たせんの好きなの?」 生意気な感じもそのまんまだ。 .