高校1年の謙ちゃんはもうほとんど大人の体で。

お母さんの腕をとめるだなんて簡単。





謙ちゃんはお母さんの腕を掴んでいた手を下ろすと、あたしを呼んだ。


そして、今後のことについて聞いてきたんだ。





「真由、俺んちに来ないか??」




それはあたしにとって希望で。



勢いよく頷いたんだ。






それからは謙ちゃんのうちにお世話になっている。








それが、あたしの"過去"







.