謙ちゃんに彼女さんがいることよりも、 あたしの聞きたいことが分かったことの方に驚いたからだ。 「……?」 ?を飛ばす宮下くん。 やっぱわからないっぽい。 たまたまだった…のかな?? 少ししょんぼりしてると、くしゃくしゃと頭を撫でられた。 「俺、手話とかわかんないから。……ごめん」 あたしの頭をくしゃくしゃにしながらそっぽを向いて言う宮下くん。 優しいけど…照れ屋なんだぁ。 新しい一面を見つけて、うれしく思った。 .